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家づくり

設置位置は慎重に!エコキュートが原因でご近所トラブルに発展も…

投稿日:2015年4月25日 更新日:

「エコキュートから発する低周波音で不眠や頭痛の症状が出た」

群馬県在住の夫婦が消費者庁に申し出が事の発端でした。エコキュートは年間約50万台のペースで増えています。累計出荷台数は全国で450万台以上にもなるそうです。

一方、普及の裏側では、エコキュートが原因によるご近所トラブルに発展するケースが発生しています。

現在、間取りの設計中の施主の方は、ぜひご一読ください。

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エコキュートの低周波音の問題

消費者庁では、申し出のあった18の現場で現地調査を行いました。その結果、原因とは断定はできないが、低周波音が発生する症状に関与している可能性は否定できないとの報告書(消費者安全法第33条の規定に基づく意見[PDF])をまとめました。

症状が発生したとする状況が気になり、消費者安全法第23条第1項に基づく事故等原因調査報告書[PDF]を流し読みしたところ、驚くべき報告がありました。

それはエコキュートの設置位置と症状が発生したお宅との距離です。

相当近い距離なのだろうと予想していたのですが、道路を挟んで17mの距離のお宅、20m以上離れたお宅でも症状が発生しているそうです。

Ecocute teishuhaon

消費者安全調査委員会が聞き取り調査を実施した事案概要一覧(抜粋)

ちなみに発症された方の年齢は、10歳以下~80歳代と幅広く、年齢が影響することははなさそうです。

Ecocute age bunpu

消費者安全調査委員会が聞き取り調査を実施した事案概要一覧(抜粋)

低周波音問題が発生したときの解決策は?

エコキュートの向きを変えれば問題ないかと考えたのですが、3事例について試した結果、効果はありませんでした。また移設しても3事例中1事例しか解決しませんでした。

Ecocute taisaku kekka

消費者安全調査委員会が聞き取り調査を実施した事案概要一覧(抜粋)

現時点では、エコキュートの低周波音による不眠や頭痛と言った症状の発生を根本的に防ぐ対策は見つかっていません。

ご近所トラブルから裁判に発展した事象では、メーカー負担でエコキュートから電気温水器に替えて和解となりました。電気温水器は電気で温めたヒーターでお湯を沸かします。エコキュートと比べると電気代は3倍になるそうです。

一度トラブルに発展すると関係改善は難しい…

不眠や頭痛の症状に毎日のように襲われてしまうと、正常な状態でいることは困難です。ましてやお隣さんのエコキュートが原因であれば、ご近所トラブルに発展することは避けられません。

以前、朝日新聞で取り上げられた記事が忘れられません。

現在は症状が治まったという会社役員の夫(53)は「寝ることが闘いのような毎日だった。お隣さんとはいまも険悪な関係になっている」と話す。

一度、関係がこじれてしまうと修復は難しいようです。

エコキュートの設置場所はご近所との関係も考慮しましょう

現時点で有効な対策はないとのことですが、エコキュートを隣家の壁から極力離れた場所に設置するなど可能な限り、事前に対策を取っておくべきです。

今後、エコキュートのトラブルは増加すると推測します。発生件数が増加したときに、和解事例のように、移設や入替費用をメーカーが負担してくれるとは思えないからです。用心しすぎることはないはずです。

都市ガスの通っていない地方では、多くの家庭でプロパンガスを利用しています。都市ガスに比べて、かなり割高なのです。リフォームや建て替えを機にエコキュートにされる家庭が多いです。地方ではエコキュートの普及が今後も進むと予想されます。

施主ができる対策としては日頃からご近所と交流を持つことです。自治会に積極的に参加して交流を深めるのも一つの手段です。地域によってはあり得ない金額の入会金を取られるケースもあるので考えものですが…。『自治会の入会金7万円、相場はいくら?』も合わせてご覧ください。

一刻も早い「エコキュートから低周波音の問題」の根本的な解決策の究明が望まれます。

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