ちょっとしたユーモアが子どもの成長のきっかけになるのかな

「頭にお寿司屋さん」という言葉がわが家でブームになっています。

「何それ?」ってひと言で言うならば、娘の頭がとにかく酸っぱいのです。鼻の近くに頭をくっつけられると思わず、むせてしまいます。保育園から帰宅したとき、お寿司屋さんが一番多くなる時間帯です。

「頭にお寿司屋さん」という言葉が、娘の洗髪力を一気に向上させました!

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一人で頭を洗えるようになった代償?

お寿司屋さんの正体はご想像の通りで、汗の匂いです。

お寿司屋さんに失礼ですね。本当にすみません…。変な親子の会話だと笑って許してもらえると幸いです。

2週間前くらいからでしょうか、娘の頭の匂いが気になりだしたのは。保育園ではプールから運動会の練習へとシフトしています。「だからかなぁ?」と思ったのですが、去年は匂った記憶はありません。

妻と何でだろうね?と話していて、あることに気がつきました。それは5歳になってから一人で頭を洗えるようになったことです。

一人で頭を洗えるようになった成長に感心していたのですが、まだまだ初心者です。どうしても頭の洗いが甘くなってしまいます。その結果、毎日頭を洗っていても汗の匂いが蓄積しているようです。

子どものやる気を尊重しながら成長させたい

お風呂の中での会話です。

「頭の匂いが残っているから、しっかり洗ってね」

「わかったぁ!」

威勢の良い返事は返ってきます。

でも、こればかりは一朝一夕ではいきません。期待しすぎるのは酷です。毎日、目に入る泡と格闘しながら一生懸命に洗っています。あまりしつこく言っては、やる気を削ぐことになりかねないので得策ではないです。

分かっているのですが、「こうした方がいい」「あーした方が良い」と娘に言っちゃってるんです。そのたびに「わかったぁ」の声。でも、洗い方に変化がない。それで、うっかり禁断の言葉がポロッと出てしまいました…

「パパが最後に仕上げしようか?」

せっかく一人で頭を洗えるようになったのに逆効果な提案。最低です。でもそのときは「寝転ばしてマジ洗いだっ!」という気持ちでいっぱいでした。

しかし娘からの反応は…

「もう大丈夫だから、パパは自分の頭を洗って」

こっちの鼻が大丈夫じゃないんだよ。。。と思った瞬間、ハッと我に返りました。

一生懸命に洗っている娘に僕は何を言っているんだか。

やる気を尊重して、もっと上手に伝えることができないだろうか?

どう伝えれば、何をしてあげれば、もっと頭をゴシゴシ洗ってくれるようになるんだろう?

子どもを説得するにはユーモアをが大切?

悩ましい事態を好転させたのが「頭にお寿司屋さん」という言葉でした。

週末のある日、妻が服を買いたいというので久しぶりに家族でデパートに行きました。僕と娘は、妻の買い物時間はデパート内をデートです。デパ地下に行ったり、おもちゃ売り場に行ったりとぶらぶら。歩き疲れてベンチで休憩していたときです。どこからともなくプーンと酸っぱい匂いがしてきました。

「○○(娘の名前)さぁ、近くにお寿司屋さんあるのかな?」

周りを見渡せどお寿司屋さんは見つかりません。キョロキョロしていたときに気づいてしまったのです。酸っぱい匂いの発生源は、娘の頭だということに。

そこで思わず出た言葉が「○○(娘の名前)の頭にお寿司屋さんいるよ!」でした。

すると娘は「うっそー!いるわけないじゃん!笑。」と大ウケして、自分の頭の匂いを一生懸命に嗅ごうとしています。これがまた可愛いのです(親バカ)。

さすがに自分の頭の匂いは嗅げないよと思った瞬間

「パパぁ!居たぁ!!」

その日の夜は、いつも以上にゴシゴシ洗っていました。しかも洗った後に、僕の鼻に頭を寄せてきて匂いのチェックまでさせられます。匂いが残っていると伝えると、自発的に再度洗いだします。

それまでは、いろいろアドバイスをしてもいまいち効果が無かったのに、「頭にお寿司屋さん」という何気ない一言が、事態は一気に好転させました。それまでが嘘のような変わりようです。

今回の経験から、子どもを説得するというか、やり方を教えてあげるときは、ちょっとしたユーモアを交えると良いのかなと思うようになりました。子育ては、親も頑張って成長しないと難しいですね。

おしまい。

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