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結婚間もない頃に住宅購入で話し合っておきたいこと

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「契約金の準備ができない…どうしよう…」と、知人(以降、A子さん)から相談を受けたときの話です。

A子さんは結婚して2カ月の新婚です。ご主人は、年齢が40代前半ということもあり、退職までには返済したいという気持ちから住宅購入に意欲的です。

結婚してからは、夫婦で毎週のように住宅展示場巡り、先日、あるハウスメーカーと契約を結んだそうです。

目次

夫婦の貯金がほぼ0という現実

ハウスメーカーと契約するには契約金は100万円が必要でした。

そこで冒頭の言葉、

「契約金の準備ができない…どうしよう…」

夫婦の貯金を合算しても、契約金に満たない状況です。

ほぼ0円、絶望を感じたそうです。

貯金なし、予算なし、ビジョンなし

貯金がない現実は、どれだけ考えても変えられません。それに最近では頭金0円で、住宅購入できる時代になっています。

そうはいっても、住宅購入の際の頭金の全国平均は1250万円というデータがあります。詳しくは『住宅ローンの平均自己資金(頭金)は1,250万円?』の記事でご確認ください。

頭金を貯めてからと悠長なことを言っていたら、住宅ローンの返済を定年までに終えるのは難しくなり老後が心配です。今回問題なのは、住宅ローンの返済計画、家族のビジョンについて、夫婦で全く話し合っていないことです。

つまり、貯金なし、予算なし、ビジョンなしなのです。

住宅購入する前には、夫婦間で最低限話し合っておくべきことが3つあります。

1.お互いの収入を把握

お互いの貯金や収入の把握は大事です。

お財布は夫婦別々という家庭もあります。管理は別でも構いませんが、住宅ローンを借りて住宅購入されるなら、お互いの収入は公開するべきです。

住宅ローンの返済計画は、収入を把握することが基本です。ない袖は振れません。住宅ローンを抱えた状態で、収入以上の支出になると住宅ローン破綻へまっしぐらです。

2.毎月の生活費の洗い出し

月々の収入が把握できれば、次は毎月必要となる生活費の洗い出しです。

極端な話ですが、最大で返済できる金額は、「家庭の収入 - 生活費」になります。生活費を見誤ると、外食できない、旅行にも行けないといった息苦しい生活になってしまいます。

結婚した直後は何かとお金が入り用な時期です。そのため生活費の洗い出しが難しいので注意が必要です。

もう少し詳しい話は、『購入できる住宅価格を決める「3つの目安」って本当?』の記事をご覧ください。

3.家族の未来図のすり合わせ

夫婦の考え方次第で、家族の未来図は千差万別です。

家族の未来図で大きなテーマになるのが「子供をどうするか」です。子供を一人育てるのには、2,000万円は必要だと言われています。また出産となると、産休(育休)が必要となります。その間は収入がなくなります。また子育てに専念するために、妻が退職する家庭もあります。

将来、家族でどういう生活を送りたいのか?

  • 子供は要らないけど大きな家に住みたい!
  • 車が趣味だから3年ごとに乗り換えたい!
  • 子供は5人は欲しい!

家族の未来図を元とした住宅購入が必要となります。

住宅購入は、家族の将来についてじっくり話し合う良い機会だとも言えます。

また住宅購入前にリスクとして考えておくべきことを、『住宅を購入する前に考えておくべき5つのこと』にまとめてあります。合わせてご覧ください。

自分たちの将来は自分たちで築く

今回の件、相談されましたが話を聞くだけでアドバイスはできませんでした。他人の将来に責任は持てないので軽はずみは発言はできません。そもそも自分の家族だけで精いっぱいです。

A子さんは、最終的にハウスメーカーの営業と話し合い、契約金もつなぎ融資からひねり出す方向で話を進めているそうです。

怖いタイプの営業』でなければ良いのですが…

素敵な家づくりになりますように!

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