人生初の胃カメラ体験!異物感が想像以上で死にそうだった。

健康には無頓着なほうなのですが、会社の健康診断が縮小傾向で検査項目が減って、さすがに心配で人間ドックに申し込みました。そこで人生初の胃カメラを体験しました。正直、異物感が半端なかったです。しばらく悪夢でうなされそうになるくらい衝撃的な1日になりました。

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恐怖の待ち時間

一番恐怖を感じたのは、待ち時間です。胃カメラ検査の待合室は、どことなく緊張感が漂ってます。

検査室から出てくる人の表情を、自然と追いかけてしまいます。平然とでてくる人もいれば、死にそうな顔している人、さまざまです。

検査室から看護師さんに支えられて出てきた女性がチラッと視界に入ったときは、不安が最高潮でした。その女性は、近くの休憩用ベッドに直行しました。

看護師さんの話では、胃カメラ検査以前の問題で、喉の麻酔で拒絶反応を起こして検査中止でした。まれに麻酔に対する反射が強い人がいるそうです。

なぜ、諭吉が詳しく知っている?

ベッドに直行した女性とは、実は私の妻ですorz

後日、静脈注射で眠らせてからの胃カメラ検診を勧められましたが、心を完全に折られた妻は首を横に振りました。

妻のおかげで、恐怖が最高潮になった状態で、順番が回ってきました。

待ち時間が長いと、とにかく恐怖が増幅します。できれば先頭で呼ばれたほうが良さそうです。

シロップで胃の中をキレイにする

検査室の前の待合では、胃の中をキレイにするためにシロップを飲まされます。

シロップというからには甘い液体を想像しますよね?

とにかく塩っぽい。米麹みたいな香りがして、とにかく癖のあるシロップでした。罰ゲームかと思うくらい不味いです。

隣のおじさんは、今にも吐きそうな顔で飲んでたので、こちらも危うくもらいゲロです。

胃の動きを止める筋肉注射

検査室に入るなりすぐに筋肉注射を打たれました。この注射は胃の動きを抑えるためだそうです。

毎年、血液検査で注射していたので、余裕をかましてましたが別物ですね。打ち終わった後もしばらく痛かったです。やっぱり注射嫌いだわ…

うちの娘は4歳なのですが、予防接種が大嫌いで病院に連れて行くのが一苦労です。今なら、娘の気持ちがよく分かります。次回の予防接種では嫌がる娘を連れていけるかな…ためらってしまいそうです。

喉の痛みを和らげる麻酔

麻酔スプレーを喉に向かって何度も吹き付けられます。

徐々に喉の奥に麻酔が溜まります。麻酔が溜まるまで飲み込んではいけません。先生からOKサインで一気に飲み込みます。麻酔の味は、苦いのか、辛いのか、よく分からない味なのですが、体が拒絶する味であることは間違いないです。(歯医者で使う麻酔と同じ味かも)

妻は麻酔の味に体が堪えきれず、ここでリタイアとなりました。

麻酔が効いてくるにつれて、喉が自分のものじゃないみたいな感覚になります。

胃カメラのサイズは?

実物の胃カメラを見ての感想は、「この太い管を飲むの!?」でした。

今回の検査に使用したのは直径9.8mmの管でした。約1cmなのですが、数値以上に太く感じます。

管を歯で食いちぎらないようにするため、穴の空いたマウスピースを口に装着されます。この穴から先生は容赦なく胃カメラの管をぐいぐい突っ込んできます。

病院によっては鼻からいれるタイプもあるそうです。その場合は直径は半分の4.9mmです。鼻からのほうが拒絶感は少ないらしいのですが、鼻がとにかく痛いそうです。

鼻からと口から、どっちが楽なのでしょうかね?

胃カメラの感想

1.異物感が半端ない

胃カメラを突っ込まれると、麻酔していても喉の奥が痛いです。

また、とにかく異物感が半端ないです。あまりの吐き気にパニックに陥ってしまい、呼吸ができなくなりました。このとき、看護師さんが背中をさすってくれたのですが、ほんとに有り難かった。おかげで落ち着きを取り戻せました。

検査中は、身体の中に胃カメラの管がうごめいている?のが分かります。映画で身体の中から、エイリアンや、怪物がでてくるシーンがありますが、そのシーンをプチ体験した気分です。

二度と胃カメラなんて飲まないと、心の中で何度も叫びました。

2.ゲップを我慢するのが辛い

胃の中を膨らませながら、胃カメラで撮影します。そのため、バリウムと同じでゲップの我慢が必要です。吐き気をぎりぎり抑えているところに、空気による膨満感は地獄です。

ゲップを繰り返すほど、検査時間が長くなります。堪えるしかないです。

3.ヨダレと涙がとまらない

胃カメラを奥に突っ込むときが一番しんどいです。

よだれと涙が止まりません。

検査が終わった頃は、左肩がヨダレでびしょ濡れになってました。これまでの人生で一番ヨダレを出しました。

胃カメラ検査を楽に受けるためのコツは?

hikari

経験者からアドバイスは3つです。

  • 決して飲み込んではいけません。ヨダレも涙も気にせず出しましょう
  • 鼻呼吸が基本です。口から呼吸はできません
  • とにかく堪える、落ち着いてパニクらない

「胃カメラを入れるときだけ、しんどい!」と言われますが、最初から最後までしんどかったです。

我慢の末の診断結果は?

小さなポリープが見つかりました。

一瞬、ドキッとさせられたのですが、あきらかに良性とのことで生体検査の必要なしでした。せっかく苦しい思いしたのでポリープを切除して欲しかったです。あくまでも素人考えです。

そのほかは特に問題はありませんでした。胃の中は、年相応のひだは見られましたが、全般的にキレイでした。

とりあえず、無事で良かったです。

さいごに

もう二度とやるもんか!と検査中は心の中で叫んでました。

しかし、良性とはいえポリープがあった事実に、いつ悪性のポリープができるか分からないという不安な気持ちもあり、来年も受けたほうが良いのではないかという思いもあり、複雑な心境です。

40歳に近づいてくると、有名人がガンに患ったというニュースが他人事と思えなくなりました。そのため、胃カメラして問題がなかったという結果は、絶対的な安心感があります。

まだ胃カメラを経験されたことのない方は、ぜひ一度検討してみてはどうでしょうか。

追記:2017/07/27

3年連続で胃カメラ検査を受けた体験をもとに、胃カメラ検査の流れからよくある質問をまとめました。

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