外出先でトイレができない!時には「ゆっくり見守る育児」が大切なのかもしれません。

4歳の娘がいます。最近では生意気な口を叩くこともありますが、やっぱり可愛いです。先日、ついに外出先でトイレができるようになりました。

スポンサーリンク

外出先でトイレができなくなって10か月

3歳から保育園に通い出したのですが、周りの友だちに刺激されてか、すんなり、おむつ離れできました。これで紙おむつが要らなくなると思った矢先…

ある日突然、外出先でトイレができなくなりました。

それからは外出するたびに、子どもとトイレで格闘の連続でした。

10か月が経過して、ようやく「外出先でのトイレ騒動」が解決できました。

本当に長かったです。

外出先でトイレができるようになったまでの道のりを振り返ります。

親として最低の行動(2014年11月~12月)

外出先でトイレができなくなった当初は、「機嫌が悪いのかな?」「このトイレが汚いからかな?」と気にも留めていませんでした。

しかし、私たち親子にとっては、暗黒のような期間の始まりでした。

「トイレができなくなった」という事実を受け入れるのに、時間がかかりました。

おそらく無意識に認めたくなかったのだと思います。

いつの間にかトイレでオシッコのできない子どもに対して、腹を立ててしまう自分がいました。親のイライラに対抗するかのように、娘は泣き叫びました。

時には力尽くで、便座に座らせようとしたこともありました。

「無理やりだろうが、オシッコができたという体験ができれば、それ以降は自然とできるようになるはず。」

そんなことしたら逆効果です。

独りよがりな思い込みで、子どもを苦しめました。

この頃は、軽いノイローゼだったのかもしれません。娘には嫌な思いをさせてしまいました。親として最低の行動だったと、今は反省しています。

この2か月間の苦悩は、以前の記事には書かなかった内容です。後ろめたい気持ちから書けなかったのだと思います。

最近になって、ようやく当時のことを冷静に振り替えられるようになりました。

トイレで試行錯誤(2015年1月~4月)

「このままでは駄目だ。」

との思いから、この時点で始めて知人からのアドバイスをもらいました。いろいろな体験談を聞いては、トイレで試行錯誤しました。

しかし、どの方法を試しても外出先でトイレができたことはありませんでした。

これは「方法の問題」ではなく、最初の2か月間で、トイレに対する恐怖が生まれたからだと思います。そのためトイレでの試行錯誤するより、トイレに子どもを連れて行くほうが大変なときもありました。

娘の行動に切なくなった(2015年5月)

半年が経過した頃から、子どもが奇妙な行動を取り始めました。

外出中に水分を控えるようになったのです。

保育園の先生によると、この年代の子どもは後先なんて考えることはしないので、驚くべき行動だそうです。

3歳から我慢して生活する娘をみて、切なくなりました。

そっと温かく見守る育児(2015年5月~7月)

無理にトイレに連れて行くのは止めました。

方針を180度転換です。

外出先でオシッコをしたい素振りを見せたら、「オムツに替えようか?」と優しく話しかけるようにしました。娘からは嬉しそうに「うん」との返事。

そっと温かく見守りながら待つことにしました。

自宅のトイレではオシッコができます。だから外出先でもできるはず。時期がくれば、できるようになるはず!

そう信じて、待つことにしました。

その日は、突然やって来た!(2015年8月)

外出先でのトイレのことを考えなくなって4か月が経過した頃、ホームセンターで買い物中に娘から「トイレに行きたい!」と言葉が…

「えっ?」

衝撃のあまり、思わず聞き返しました。買い物そっちのけで、慌てて妻が娘をトイレに連れていきました。

トイレでオシッコができた娘の第一声は…

「〇〇ちゃんね、外でオシッコできたよ!これでディズニーランド行けるね♪」

「はっ!?ディズニーランド??」

嬉しいやら、何のことやらで…

何気ない会話が、やる気にさせてみたい

本人から話を聞いてみたところ、外でトイレができるようになれば、遠くまで遊びに行っても困らない。だからディズニーランドにも行けるということらしいです。

そう言えば、テレビでディズニーランドが映ると「〇〇ちゃんも行きたい!」と騒いでいました。そのときに何気なく「外でトイレができるようになると行けるね」と話していたのです。

ニンジンをぶら下げるとかではなく、自然と出ていた言葉でした。

本人にとってみたら、大きな目標となって、密かにやる気が沸いていたみたいです。

親が慌てると逆効果、「果報は寝て待て」

子どもが外出先でトイレができるようになった、今だからこそ言えることは慌てないのが一番。

親が下手に慌ててしまうと、子どもに苦手意識を植え付けるだけでした。そうなると逆効果で、子どもは心が折れてしまい、チャレンジすらしなくなります。

とにかく時期が来るまで待つ。自宅でトイレができているなら、全く慌てる必要はありません。本人の気持ちさえ整えば、突然できるようになります。

外出先のトイレでお悩みの親御さんに伝えたいことがあります。

  • そっと見守る
  • 見守るだけで何もしない

何もしない育児もときには大切だということです。

子どもを信じて待ちましょう。

「果報は寝て待て」です。

おしまい。

スポンサーリンク
おすすめの記事