ここ最近、4歳の娘とiPhoneの取り合いでけんかになります。最終的には強引に奪われて、お互い険悪な状態になってしまう。娘からは「パパ、意地悪する」と言われ、その状態をみている妻が不機嫌に…。この状況を打開せねばと、考えてみた。
一つだから、けんかになる?二つあれば…
数が足らないから、けんかになる。それなら増やせば良いじゃねえの?ということで、iPadを買っちゃえと、AppleのサイトにGO。
iPad mini4 良いじゃん!外出先でも使いたいからセルラーモデルと格安Simかな。容量は64GBないと心配だよね。あとは、AppleCareにSmartCover。おっしゃ、この構成でいこう。カートにポチッと…
8万8000円!
おいおい、10万円近い金額じゃん。パソコンと変わらない価格。ちょっと待って、娘に使わせるなら、Wi-Fi、16GBで十分だよね。いつのまにか自分が使う気満々の構成…はっ!
ふと、われに返ってアップルのサイトを閉じました。
娘の行動は振り返ってみると…
冷静になって、娘の行動を振り返ってみます。
- ソファに寄りかかり
- テレビを見ながら
- スマホをいじる
僕の日常生活のまんまです、まさに完コピです。4歳にして、この行動です。先が思いやられます。しかし、その行動の原因は自分です。
家族で一緒に過ごせる時間。娘が大きくなれば、だんだんと一緒に過ごせる時間も減るはずです。もっと大切にしないといけません。
スマホは悪影響なのか?iPhoneの生みの親であるジョブズは…
New York Times(2014年9月10日付)で、ジョブズが過去に話したiPadと子どもについて話が取り上げられています。翻訳記事からの抜粋です。
子どもとハイテク機器の見解の付き合い方については…
「子どもたちは、(iPadを)まだ使ったことがないのです。私は子どもたちのハイテク利用を制限しています。」
子育てとの関わり方については…
「毎晩、スティーブは決まって、キッチンの長いテーブルで夕食をとり、本や歴史や様々なトピックについて話し合うのです。誰もiPadやコンピューターを使いません。子どもたちはデジタル機器中毒になっているようには全く見えませんでした。」
iPhoneの生みの親であるジョブズは、子どもにハイテク機器の使用を制限していたそうです。衝撃でした。この事実を知るまでは、勝手な妄想で、ハイテク機器に囲まれて育っているものだと…
ハイテク機器がどれだけ進化したとしても、操作するのは人間です。人を知らなければ、本当の意味で便利なハイテク機器は生まれません。機会には感情はありません。
人間として生きていく以上、相手の感情が知ること、自分の感情をコントールすることが必要です。日常生活での何気ない会話、感情のキャッチボールが大事なのだと思います。
子どものスマホ利用の禁止は必要か?
スマホより会話が大事なことは承知していますが、禁止するつもりはないです。理由はネット教育のためです。
マイナビニュースの記事によると、スマホ利用率は10代で62.3%、20代では94.1%だそうです。
スマートフォンの利用率は全年代合わせて62.3%となり、半数を超えた昨年から10%弱の伸びを見せた。10代の利用率こそ68.6%と全年代平均をわずかに上回る程度だが、20代は94.1%、30代は82.2%と、若年層では圧倒的多数を占める結果となった。
スマホの普及でネットがより身近になりました。そのため、中高生のネット炎上騒ぎも珍しくない状況です。
以前、記事で「ネットと子育て」について取り上げましたが、ネットとの付き合い方を教えるのは、一朝一夕では無理です。小さな頃から、親が少しずつ教えていく必要があると思います。
今後のスマホに関する子育て5カ条
- スマホで遊ぶときは親子一緒に遊ぶ
- スマホ遊びは30分以内
- 「ながら」スマホはしない
- 在宅時はスマホは所定の場所に置いておく
- スマホなしの時間を大切にする
おしまい。